
マチュピチュへの行き方:クスコからの全ルートを比較
クスコからマチュピチュへ最も早く行く方法は、アグアスカリエンテス行きの列車です。片道およそ3時間半から4時間半で、そこから遺跡の入口までバスで25分かかります。マチュピチュまで通じる道路はありません。インカトレイルやサルカンタイトレッキングで、2日から5日かけて歩いて行くこともできます。
- 110 km
- クスコからの鉄道距離
- 3.5から4.5時間
- 列車で片道
- 24ドル
- 入口までの往復バス
- 2日から5日
- 歩いて行く場合
クスコからマチュピチュへの行き方を比較
マチュピチュへの行き方は3つしかありません。列車、徒歩、そしてイドロエレクトリカ(水力発電所)を経由する裏道です。ほかの方法はすべて、この3つの組み合わせです。
どれを選んでも、最後は山のふもとの小さな町アグアスカリエンテス(マチュピチュ村)に着きます。そこからバスか急な山道で遺跡の入口まで上がります。
| 行き方 | クスコからの所要時間 | 1人あたりの費用 | 体力 | 予約の目安 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
| 列車とバスを個人で手配 | 片道3時間半から4時間半 | 往復約190ドルから | 楽 | 繁忙期は2か月から4か月前 | 短期滞在や家族連れ |
| 列車の日帰りツアー | 長い1日 | 310ドルから、すべて込み | 楽 | 繁忙期は2か月から4か月前 | 空いている日が1日だけの人 |
| 聖なる谷とマチュピチュ | 2日 | 390ドルから、すべて込み | 楽 | 繁忙期は2か月から4か月前 | ゆったり回り、朝早く入場したい人 |
| ショートインカトレイル | 2日 | 490ドルから | 中程度 | 許可証、2か月から4か月前 | キャンプなしで太陽の門へ行きたい人 |
| クラシックインカトレイル | 4日 | 750ドルから | きつい | 許可証、4か月から8か月前 | 早めに計画するトレッカー |
| サルカンタイトレッキング | 4日または5日 | 300ドルから | かなりきつい | 許可証不要、数週間前 | 直前に予約するトレッカー |
| バンでイドロエレクトリカへ行き、歩く | 最低2日 | 約110ドルから | 中程度 | 数日前 | 予算重視の人、乾季のみ |
料金は2026年10月に確認しました。ツアー料金は当社のもので、マチュピチュの入場券を含みます。「約」と付けた2つの金額は、最も安い交通手段と入場券を合計したもので、ホテルと食事は含みません。
日本からマチュピチュへ:リマ経由のアクセスと最寄りの空港
日本からクスコへの直行便はありません。北米などで乗り継いでまずリマに入り、そこから国内線でクスコへ向かいます。乗り継ぎを含めると、クスコ到着まで丸1日以上かかります。
リマからマチュピチュへ直接行く交通手段もありません。マチュピチュの最寄りの空港はクスコ(CUZ)で、リマから飛行機で約1時間20分です。その先が、このページで説明する列車や徒歩の区間になります。
- 14時間
- 日本との時差(ペルーが遅い)
- 約1時間20分
- リマからクスコへの飛行時間
- ビザ不要
- 日本のパスポートでの観光
休みの時期も計画に関わります。お盆の8月は乾季の繁忙期にあたるので、列車と入場券は2か月から4か月前に押さえてください。年末年始は雨季です。この時期は列車で行くのが安全です。
現地のガイドは英語とスペイン語で案内します。日数が限られている方には、手配がすべて済んでいる日帰りか2日間のツアーが、時間をいちばん無駄なく使える方法です。
クスコからマチュピチュまでの距離
マチュピチュはクスコから直線で約75 km、鉄道では約110 kmです。地図で見ると近く感じますが、実際には午前中がほぼ丸ごとかかります。
理由は渓谷です。ウルバンバ川が刻んだ谷はとても狭く、川沿いには線路しか通せません。アグアスカリエンテスまで行く道路はないので、車でマチュピチュへ行く人はいません。
- 3,400 m
- クスコ
- 2,790 m
- オリャンタイタンボ
- 2,040 m
- アグアスカリエンテス
- 2,430 m
- マチュピチュ
道のりはずっとクスコからの下りです。マチュピチュはクスコより1,000 m近く低いので、ほとんどの人は市内にいるときより体が楽に感じます。
クスコからマチュピチュへ鉄道で移動する
旅行者の大半が列車を選びます。それには理由があります。最も早くて快適な方法で、渓谷を走る車窓そのものが旅の楽しみになるからです。

- クスコからオリャンタイタンボ聖なる谷を通る道路で約1時間45分。
- オリャンタイタンボからアグアスカリエンテスウルバンバ川沿いを列車で1時間40分から2時間。
- アグアスカリエンテスから入口つづら折りの道をシャトルバスで25分から30分。
この路線を走るのはペルーレイルとインカレイルの2社で、時刻表はほぼ同じです。オリャンタイタンボ駅は一年中営業していて本数も最も多いため、ほとんどの旅はここから始まります。
運賃は航空券のように需要で変わります。目安として、いちばん手頃なクラスは片道約55ドルから90ドル、展望車両は約95ドルから180ドルです。豪華列車ハイラムビンガムは460ドル前後からです。
列車の座席は入場券と同時に買ってください。両方の時間が合っていなければならないからです。6月、7月、8月なら2か月から4か月前が目安です。乗車には予約に使ったパスポートが必要です。

マチュピチュ行きのバス:時間と料金
列車が着くアグアスカリエンテスは、まだ遺跡の400 m下です。最後の区間はシャトルバスで25分から30分かかります。

料金は外国人の大人で片道12ドル、往復24ドルです。始発は午前5時30分で、満席になりしだい10分から15分おきに出発します。
チケットは前日の午後、町の窓口でパスポートを見せて買っておきましょう。当日は入場券に書かれた時刻の30分から60分前に列に並びます。早朝の列がいちばん長くなります。
無料で歩いて上がることもできます。石段は町の下の橋から始まり、1時間半から2時間の登りです。急で蒸し暑いので、行きはバス、帰りは徒歩をおすすめします。
歩いてマチュピチュへ:インカトレイル、サルカンタイ、チョケキラオ
歩いて行くと時間はかかりますが、得るものも大きくなります。高い峠を越え、山の中で眠り、自分の足でたどり着いたという実感とともに遺跡に立てます。

クラシックインカトレイル、4日間
太陽の門から入場できる唯一のルートです。政府の許可証が必要で、認可を受けた旅行会社でしか買えません。トレイルは毎年2月に閉鎖されます。翌年分の許可証は11月に発売されます。
ショートインカトレイル、2日間
104 km地点から太陽の門まで1日歩き、アグアスカリエンテスのホテルに1泊します。こちらも許可証が必要ですが、クラシックより売り切れるのは遅めです。
サルカンタイトレッキング、4日間または5日間
標高4,630 mの峠を越える、より高く野性的なルートで、許可証を待つ必要がありません。インカトレイルが売り切れたときや、出発が近くなってから決めたときにおすすめするトレッキングです。
チョケキラオ
いちばん長い道です。チョケキラオからマチュピチュまで歩き通すと8日か9日かかります。多くのハイカーはチョケキラオまでの4日間トレッキングを歩き、そのあと列車でマチュピチュを訪れます。
マチュピチュへのトレッキング
クラシック・インカトレイル 4日間4日間 · 上級最低料金 $750
ショートインカトレイル 2日間2日間 · 中級最低料金 $490
サルカンタイトレッキング 5日間5日間 · 上級最低料金 $310
イドロエレクトリカ経由の格安ルート
バックパッカーが列車を使わずに行く方法です。乗り合いバンがクスコからアブラマラガ峠を越えてイドロエレクトリカまで6時間から7時間走ります。料金は片道約15ドルから25ドルです。
そこからアグアスカリエンテスまで線路沿いを10 km歩きます。平坦で木陰が多く、2時間半から3時間かかります。往復で最低2日は見ておきましょう。

この道は私たちもよく知っています。当社のサルカンタイのグループは最終日の午後に同じ線路沿いを歩き、帰りに陸路を選んだお客様はこの道でクスコへ戻ります。
クスコからマチュピチュへ日帰りはできる?
できます。ホテルを出てから戻るまでおよそ16時間から18時間の長い1日ですが、無理のない行程で、毎週何千人もの人が日帰りで訪れています。
- 午前4時から5時。 クスコのホテルにお迎え。
- 午前7時ごろ。 オリャンタイタンボから列車に乗車。
- 午前9時ごろ。 アグアスカリエンテスに到着し、バスで入口へ。
- 午前の遅い時間。 ガイドと一緒にマチュピチュを約2時間半見学。
- 午後。 町で昼食をとり、列車で戻る。
- 午後9時から10時30分。 クスコのホテルに到着。

もう1日あるなら、ぜひ使ってください。アグアスカリエンテスに泊まれば、日帰り客の列車が着く前の午前6時か7時に入場できます。ワイナピチュを加えられるのもこの方法だけです。
どちらも当社で催行しています。列車で行くマチュピチュ日帰りツアーと聖なる谷を通る2日間ツアーです。
列車が遅れたり運休したりしたら
年に数回は起こります。路線は渓谷を通る単線なので、土砂崩れやストライキ、列車同士のトラブルがあると、復旧するまですべてが止まります。
私たちが毎年見てきた実際の様子はこうです。運行はふつう6時間から7時間で再開し、丸1日以上かかることはほとんどありません。この4年間で2回、昼過ぎから翌朝まで止まったことがあります。
- 入場券。 列車が止まった場合、文化省は入場券を持っている人に翌日の入場を認めています。
- 列車の切符。 鉄道会社は2社とも、あとの列車に無料で振り替えてくれます。
- 手続きをするのは誰か。 旅行会社を通していれば、お待ちいただく間に私たちがすべて予約し直します。個人でも手続きはできますが、駅で長い列に並ぶことになります。
2026年に変わったこと:多くのガイド記事が見落としている点
マチュピチュのルールは毎年変わりますが、ネット上には2024年の情報のままの記事がたくさんあります。いま旅の計画に影響する変更点は次のとおりです。
- 入場券の仮予約ができなくなりました。 2026年9月から、公式サイトに予約の仕組みはありません。その場で支払い、15分以内に手続きを終える必要があります。
- 保全料が導入されても料金は同じ。 2026年5月からの11ソルの保全料で入場券の値段は上がっていません。外国人の大人は今も152ソル(約44ドル)です。公式サイトでカード払いをすると、小さな手数料だけが加わります。
- バス会社が2社に。 入口までの道を、コンセトゥールに加えて2社目の会社が運行しています。料金も乗り心地も同じです。
- 列車の前にバス。 1月から4月まで、クスコ発の列車はワンチャック駅から聖なる谷までのバスで始まります。
- ガイドの同行が必要です。 マチュピチュの見学は公認ガイドと一緒に行い、ガイド1人につき8人までです。入場券を自分で買う場合は、ガイドも手配しておきましょう。
どこに泊まるか、予備日をどれだけとるか
どこに泊まるかで体調が変わります。クスコは標高3,400 mにあり、歩いたり長く移動したりする前に、ほとんどの人は体を慣らすのに2日必要です。
- 聖なる谷またはオリャンタイタンボ。 クスコより600 m低く、駅もすぐそこです。到着後の最初の滞在先に向いています。
- アグアスカリエンテス。 見学の前夜に泊まれば、午前6時に入場でき、朝を落ち着いて過ごせます。
- クスコ。 高度に慣れた旅の最後に回すのがいちばんです。
そのうえで予備日を加えます。マチュピチュのあと、乗り遅れられないフライトの前に1日空けてください。費用はわずかで、リスクの大半がなくなります。

あなたの旅に合う行き方
これらのルートすべてでお客様を案内してきた経験から、私たちならこう選びます。
- 空いている日が1日だけ
列車の日帰りツアー
長い1日ですが手間はかかりません。すべて手配済みで、夜にはクスコに戻れます。
- ゆっくり見学したい
聖なる谷とマチュピチュ、2日間
アグアスカリエンテスに1泊して朝早く入場。途中で聖なる谷も巡ります。
- 太陽の門に憧れている
クラシックインカトレイル、4日間
4か月から8か月前に予約を。許可証には限りがあり、2月は閉鎖されます。
- 直前に決めた
サルカンタイトレッキング、5日間
許可証は不要。山はより高く、トレイルを歩く人はずっと少なめです。
- キャンプは避けたい
ショートインカトレイル、2日間
トレイルを1日歩き、午後に太陽の門へ。夜はホテルのベッドで眠れます。
- 雨季に旅行する
列車
11月から3月は列車が安全な選択です。イドロエレクトリカの道は避けましょう。
よくある質問
マチュピチュの最寄りの空港はどこですか。
クスコの空港(空港コードCUZ)です。ほとんどの場合リマで乗り継ぎ、リマからクスコまでは飛行機で約1時間20分です。リマからマチュピチュへ行く場合も、まずクスコへ飛びます。チンチェロの新空港は、2027年後半より前には開港しない見込みです。
クスコからマチュピチュまでどのくらいかかりますか。
列車の場合、駅までの車移動を含めて片道3時間半から4時間半です。アグアスカリエンテスから入口までのバスにさらに30分かかります。歩く場合はトレッキングによって2日から5日です。
クスコからマチュピチュまで車で行けますか。
行けません。道路はイドロエレクトリカで終わり、アグアスカリエンテスの10 km手前です。そこからは歩くか、ローカル列車に乗ります。
ツアーに参加せずにマチュピチュを訪れることはできますか。
できます。入場券、列車、バスは自分で買うことができます。ただし遺跡内は公認ガイドと一緒に見学し、ガイド1人につき8人までなので、ガイドも手配しておきましょう。インカトレイルは認可を受けた旅行会社と一緒でなければ歩けません。
どのくらい前に予約すればよいですか。
6月、7月、8月は、入場券と列車を2か月から4か月前に予約してください。クラシックインカトレイルは4か月から8か月前です。雨季はたいてい数週間前で間に合います。
ベストシーズンはいつですか。
5月から10月の乾季がいちばん晴れます。4月、5月、9月、10月は天気がよく、訪れる人も少なめです。インカトレイルは2月に閉鎖されます。
このガイドの確認方法
このガイドは、私たちが毎週これらのルートを案内する中で見ていることをもとに書いています。料金、時刻表、ルールは下記の公式サイトで確認しました。
このページでリンクしている列車の旅とトレッキングは当社が販売しています。当社が販売していない行き方、つまりイドロエレクトリカ経由のバンで個人で行く方法については、実際の費用とリスクをそのまま記しました。
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