
マチュピチュはどこの国にある?場所と地図、遺跡内のサーキット
マチュピチュは南米のペルーにあります。南部のクスコ県、クスコの町から北西へ約75 kmの山の尾根の上です。遺跡の中は3つのサーキットと10のルートに分かれていて、入場券を買うときにどれか1つを選びます。初めてならサーキット2がおすすめです。
- ペルー
- クスコ県
- 75 km
- クスコから直線距離
- 3サーキット
- 10ルート、一方通行
- 2時間半
- 山を含まないルートの見学時間
マチュピチュはペルーにある
マチュピチュがあるのは、南米大陸の西側にあるペルー共和国です。首都リマから南東へ約500 km、アンデス山脈の東側の斜面で、アマゾンの熱帯雨林にも近い場所にあります。
南米の地図で見るマチュピチュ
- 1リマ首都、太平洋岸
- 2マチュピチュクスコから75 km、アンデスの山中
Natural Earth
メキシコやボリビアにあると思われがちですが、マチュピチュは全体がペルーの国内にあります。メキシコと混同されるのは、同じ「新・世界七不思議」に選ばれたチチェン・イッツァの影響です。ボリビアと混同されるのは、ペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖の影響でしょう。
遺跡はマチュピチュ歴史保護区の中心にあります。山と雲霧林からなる32,592ヘクタールの保護区で、1981年に指定されました。1983年にはユネスコの世界遺産に登録されています。文化遺産と自然遺産の両方を兼ねる、数少ない複合遺産のひとつです。
ペルーのどこ?地図で見るマチュピチュの場所
住所でいえば、クスコ県ウルバンバ郡マチュピチュ地区です。座標は南緯13度9分48秒、西経72度32分44秒。かつてのインカ帝国の首都クスコから北西へ約75 kmの距離にあります。
遺跡は、2つの山にはさまれた細い尾根の上に築かれています。南にマチュピチュ山、北に写真でおなじみのとがった山、ワイナピチュがそびえます。尾根のはるか下では、ウルバンバ川が三方をぐるりと囲んで流れています。

クスコからマチュピチュまで
- 鉄道
- ウルバンバ川
- 歴史保護区
- 1クスコ空港があり、旅の出発点
- 2ポロイクスコから車で20分の駅
- 3チンチェロ建設中の新空港
- 4ピサック聖なる谷
- 5ウルバンバ聖なる谷
- 6オリャンタイタンボ列車の主要駅
- 7キロメートル82インカトレイルの出発点
- 8マチュピチュすぐ下にマチュピチュ村
© OpenStreetMap contributors
日本からの距離と移動時間
東京からマチュピチュまでは、直線距離で約15,900 km。大阪からは約16,300 kmです。ペルーは日本のほぼ裏側にあたる、とても遠い国です。
- 15,900 km
- 東京から直線距離
- 14時間
- 日本のほうが進んでいる
- 丸1日以上
- クスコに着くまで
- 1時間20分
- リマからクスコの飛行時間
時差は14時間で、日本のほうが進んでいます。どちらの国にもサマータイムはないので、1年中同じです。日本が夜の9時なら、マチュピチュは同じ日の朝7時です。
日本からペルーへの直行便はありません。北米などで乗り継いでリマに入り、国内線でクスコへ向かいます。乗り継ぎを含めると、クスコまで丸1日以上かかると考えてください。到着日の過ごし方と列車の予約については、クスコからマチュピチュへの行き方で詳しく説明しています。
遺跡の地図:主なエリアと見どころ
遺跡は大きく2つに分かれます。南側は農業区で、入口を入ってすぐ通る段々畑です。北側は市街地区で、神殿や住居、広場が集まっています。2つのあいだを長い石垣と空堀が区切っています。
市街地区は、細長い中央広場をはさんでさらに2つに分かれます。高いほうのハナンには神殿とインティワタナがあります。低いほうのフリンには住居や作業場、コンドルの神殿があります。
遺跡の地図と主な見どころ
- 1入口出口はすぐ隣
- 2見張り小屋絵はがきの写真を撮る場所
- 3市街地の門
- 4太陽の神殿下に陵墓
- 5石切り場
- 6聖なる広場主神殿、三つの窓の神殿
- 7インティワタナ下から見るだけ
- 8中央広場
- 9聖なる石ワイナピチュへの入口
- 10三つの入口の建物群
- 11水鏡
- 12コンドルの神殿
© OpenStreetMap contributors
| 見どころ | どんな場所か | サーキット |
|---|---|---|
| 見張り小屋 | 段々畑の上に立つかやぶきの小屋。遺跡全体をいちばん高い所から見渡せる | 1。サーキット2は段々畑の低い位置から撮影 |
| 太陽の神殿 | 6月の冬至に合わせて造られた半円形の塔。外から見学 | 2は上から、3は近くから |
| 聖なる広場 | 主神殿と三つの窓の神殿 | 2 |
| インティワタナ | 階段状の丘の頂上にある石の彫刻。現在はどのルートも登らない | 2で下から |
| 聖なる石 | 背後の山並みと同じ形をした平たい岩 | 2、山のルートでは3 |
| コンドルの神殿 | 翼を広げたコンドルの形に彫られた天然の岩 | 2と3 |
ペルー文化省は公式サイトで、ルートごとの地図を公開しています。遺跡全体の公式地図は1枚もないため、多くの人がサーキットの仕組みで迷ってしまいます。
遺跡内のサーキット(周遊ルート)とは
2024年6月から、マチュピチュの見学は3つのサーキット(周遊コース)に分かれ、全部で10のルートがあります。どのルートも決められた道を一方通行で歩き、引き返したり別のルートに移ったりはできません。ルート、日付、入場時刻は入場券に印刷されています。
| ルート | 見られるもの | 最長滞在時間 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 1-A マチュピチュ山 | 上段の段々畑と山頂への登山 | 7時間 | 通年 |
| 1-B 上段テラス | 見張り小屋の展望地。市街地には入らない | 2時間半 | 通年 |
| 1-C 太陽の門 | 上段の段々畑とインティプンクまでのインカ道 | 4時間 | 繁忙期のみ |
| 1-D インカ橋 | 上段の段々畑と、断崖の道を通ってインカ橋へ | 3時間 | 繁忙期のみ |
| 2-A 定番ルート | 段々畑からの眺めと市街地全体 | 2時間半 | 通年 |
| 2-B 下段テラス | 2-Aと同じ。見張り小屋の下の台地から出発 | 2時間半 | 通年 |
| 3-A ワイナピチュ | 市街地の低い区域と山頂への登山 | 6時間 | 通年 |
| 3-B 王族ルート | 太陽の神殿、王族の住居、市街地の低い区域 | 2時間半 | 通年 |
| 3-C 大洞窟 | ワイナピチュの道を通って月の神殿へ | 7時間 | 繁忙期のみ |
| 3-D フチュイピチュ | 市街地の低い区域と、ワイナピチュ手前の小さな山 | 3時間半 | 繁忙期のみ |
最長滞在時間は各ルートの公式地図に記載された時間です。2026年の繁忙期ルートの公開日は、1月1日、4月2日から5日、6月19日から11月2日、12月30日と31日です(文化省令285-2025-MC)。
外国人の大人の入場料は、山を含まないルートで152ソル(約44ドル)、ワイナピチュかマチュピチュ山を含むルートで200ソル(約58ドル)です。販売は公式サイトtuboleto.cultura.peだけで、カード払いには少額の手数料がかかります。
どのルートでも共通のルール
- 時間を守る。 入場時刻から30分、繁忙期は45分の猶予があります。山の入口のチェックポイントには猶予がありません。
- ガイドと一緒に見学。 見学は公認ガイドと一緒に行い、ガイド1人につき8人までです。
- 一方通行で、入場は1回だけ。 一度出ると、同じ入場券では再入場できません。
- トイレは外にだけ。 トイレは入口の外にしかないので、2時間半はトイレなしと考えてください。
- 荷物は少なく。 大きなリュック、食べ物、ドローン、三脚、自撮り棒、傘、トレッキングポール、ハイヒールは持ち込めません。入口に有料の荷物預かり所があります。

サーキット1:上から全景を望むルート
サーキット1は遺跡の上側だけを歩きます。段々畑を登って、有名な絵はがきの写真を撮る見張り小屋まで行き、市街地の通りには下りません。マチュピチュを歩くというより、眺めるためのサーキットです。
ルート1-B:上段テラス
- ルート1-B、往復
- 1入口と出口
- 2見張り小屋上段の台地、定番の眺め
- 3段々畑の最上部ここで引き返す
© OpenStreetMap contributors
1-Bは短いルートで、展望地まで往復して全長1.6 kmです。残りの3つは段々畑から先へ足をのばします。行き先はマチュピチュ山(1-A)、太陽の門(1-C)、インカ橋(1-D)です。

太陽の門(1-C)はインカトレイルの最後の区間です。全長約3.4 km、往復約2時間で、入場は朝7時から10時まで。インカ橋(1-D)は垂直の岩壁を削って造られた道で、全長2.6 km、約1時間です。橋は展望地から眺めるだけで、渡ることはできません。
サーキット2:定番のクラシックルート
サーキット2は遺跡をひととおり見られるコースで、当社のお客さまにもいちばん多く手配しています。段々畑を通って市街地の門から中に入り、中央広場の上の神殿と、下の住居の両方を回ります。
ルート2-A:市街地を回る定番ルート
- ルート2-A、一方通行
- 1入口
- 2市街地の門
- 3石切り場太陽の神殿が見える
- 4聖なる広場
- 5聖なる石ルートのいちばん奥
- 6市街地の低い区域
- 7コンドルの神殿
© OpenStreetMap contributors
2-Aは段々畑から出発し、そこで遺跡全体の定番写真が撮れます。全長は約2.5 kmで、石段がたくさんあります。初めての方にいちばんおすすめのルートです。2-Bは先に少し高い所、見張り小屋の下の台地まで登ってから同じ道を進み、全長2.7 kmです。
どちらも見学時間は2時間半です。2-Aの定員は1日1,400人(繁忙期は1,600人)ですが、それでも最初に売り切れます。500人から800人の2-Bは、2-Aがないときのいちばんの代わりです。

当社のマチュピチュ日帰りツアーでは、文化省に空きがあるかぎりサーキット2を手配しています。
サーキット3:王族エリアを巡るルート
サーキット3は市街地の低い区域を歩きます。太陽の神殿、陵墓、インカの家のそばを通り、儀式用の泉、三つの入口の建物群、コンドルの神殿へと進みます。坂が少なく、比較的落ち着いて見学できます。
ルート3-B:王族エリア
- ルート3-B、一方通行
- 1入口
- 2太陽の神殿外から、陵墓とともに
- 3三つの入口の建物群
- 4水鏡
- 5コンドルの神殿
- 6聖なる石3-Aと3-Dの出発点
© OpenStreetMap contributors
弱点は、上からの写真が撮れないことです。遺跡は住居の近くの低い位置から眺めることになり、聖なる広場も通りません。強みは山のルートです。3-Aは市街地の低い区域を通って聖なる石まで行き、そこからワイナピチュに登ります。3-Cと3-Dも同じチェックポイントから出発します。

3-Bはもっとも歩きやすいルートでもあります。文化省はいちばん体力を使わないサーキットとしていて、入口近くの一部区間は車いすや介助が必要な方も通れます。
どのサーキットを選ぶ?
ほとんどの人は入場券が1枚だけなので、選び方が大切です。当社のお客さまには次のようにおすすめしています。
- 初めて行く
サーキット2、ルート2-A
定番の写真と市街地全体。2-Aが売り切れなら2-B。
- 写真を撮りたい
サーキット1と2の組み合わせ
朝早く1-Bで絵はがきの写真、そのあとサーキット2で市街地へ。
- 山に登りたい
ルート3-Aか1-A
ワイナピチュは短くて急。マチュピチュ山は長くて高い。
- 足腰に不安がある
ルート3-B
いちばん平らなルートで、入口近くに歩きやすい区間あり。
- 時間が少ない
ルート2-Aか3-B
列車の時間が迫っていても、どちらも2時間で回れます。
- インカトレイルで行く
ルート3-B
トレッキングに含まれます。もっと見たい方は翌日のサーキット2を追加。
ワイナピチュとマチュピチュ山の位置
2つの山は、尾根の両端をふさぐように立っています。ワイナピチュは北側、聖なる石のすぐ後ろにそびえます。マチュピチュ山は南側、段々畑と入口の上にそびえます。
遺跡のまわりの山と登山道
- 登山道
- バス道路
- 鉄道
- ウルバンバ川
- 1マチュピチュインカの都市遺跡
- 2ワイナピチュ2,693 m、ルート3-A
- 3フチュイピチュ2,497 m、ルート3-D
- 4大洞窟月の神殿、ルート3-C
- 5マチュピチュ山3,082 m、ルート1-A
- 6インカ橋ルート1-D
- 7太陽の門2,720 m、ルート1-C
- 8マチュピチュ村アグアスカリエンテス
© OpenStreetMap contributors
| 山 | 標高 | ルート | 入場 |
|---|---|---|---|
| ワイナピチュ | 2,693 m | 3-A | 7時と10時、1日400人 |
| マチュピチュ山 | 3,082 m | 1-A | 7時と9時、1日350人 |
| フチュイピチュ | 2,497 m | 3-D | 9時と11時、1日40人、繁忙期のみ |
大洞窟(ルート3-C)は1日50人、8時と9時の入場で、繁忙期のみです。ワイナピチュは2026年6月1日から30日まで、保全工事のため閉鎖されました。
1枚の入場券で両方の山には登れません。また、どちらの山も遺跡の一部しか回れません。ワイナピチュならサーキット3で市街地の低い区域を、マチュピチュ山ならサーキット1で段々畑と見張り小屋を見学します。チケットや入場時間、登山の詳細はワイナピチュ登山ガイドをご覧ください。


クスコからマチュピチュへの行き方
クスコからは列車でマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)まで行き、片道3時間半から4時間半かかります。そこからバスでつづら折りの道を25分から30分上ると、遺跡の入口です。インカトレイルやサルカンタイトレッキングで、2日から5日かけて歩いて行く方法もあります。

列車の種類や時刻、イドロエレクトリカ経由のルート、最初に予約すべきものはクスコからマチュピチュへの行き方で、各地点の標高はマチュピチュの標高で解説しています。
当社のマチュピチュツアー
マチュピチュ日帰り日帰り · 初級最低料金 $310
聖なる谷とマチュピチュ2日間 · 初級最低料金 $390
クラシック・インカトレイル 4日間4日間 · 上級最低料金 $750
よくある質問
マチュピチュがある国はどこですか?
ペルーです。南部のクスコ県にあり、クスコの町から北西へ約75 kmの場所です。
マチュピチュはアマゾンにありますか?
正確にはアマゾンではありません。アンデス山脈の東の端、山とアマゾン流域が接する雲霧林の中にあります。遺跡の下を流れるウルバンバ川は、やがてアマゾン川に注ぎます。
マチュピチュのサーキットはいくつありますか?
2024年6月から3つのサーキットと10のルートがあります。サーキット1は展望、サーキット2は市街地全体、サーキット3は低い区域の王族エリアです。
定番の写真が撮れるのはどのサーキットですか?
ルート1-B、2-A、2-Bです。いちばん高い見張り小屋まで行くのは1-Bです。サーキット3では遺跡を低い位置からしか見られません。
複数のサーキットを見学できますか?
はい。サーキットごとに入場券が必要です。朝早く1-B、同じ日の後半にサーキット2という組み合わせがよく選ばれます。
遺跡の中には何時間いられますか?
山を含まないルートは2時間半です。山や登山道を含むルートは、各ルートの公式地図にあるとおり3時間から7時間です。
車でマチュピチュまで行けますか?
いいえ。マチュピチュ村から遺跡の入口までのバス道路しかありません。クスコとマチュピチュを結ぶ道路はないので、列車か徒歩で向かいます。
このガイドの確認方法
このガイドは、私たちが毎週これらのルートを案内する中で見ていることをもとに書いています。料金、時刻表、ルールは下記の公式サイトで確認しました。
当社はこのページで紹介しているマチュピチュのツアーを販売し、文化省を通じてサーキットを手配しています。ルート、時間、料金は文化省の公式地図にもとづき、上記の日付に確認しました。
- ペルー文化省、マチュピチュのサーキットと見学ルート(公式地図、スペイン語)
- ペルー文化省、入場券の公式販売サイト(スペイン語)
- ユネスコ世界遺産センター、マチュピチュの歴史保護区(英語)
- OpenStreetMap、保護区の登山道と遺跡
最終確認日:




















